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zoom RSS 宮本常一離島論集(全国離島振興協議会監修) を読み始める

<<   作成日時 : 2017/01/29 11:35   >>

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宮本常一といえば、民俗学者、オリンパスペン、離島振興法を思い浮かべる。その離島振興法が議会を通過し、離島振興協議会の機関紙「しま」に掲載された論集の集大成を見つけてしまったので、思わず読み始める。

離島振興法が成立したのは、昭和28年(1953)であるが、すでにその時、日本津々浦々の離島の退廃が進んでいたこと、それから60余年、その波は、日本の過疎地にも押し寄せてきている。そんな今こそ、宮本常一が何を見て、何を考えたのかを知ることは意味深い。

宮本が冒頭で述べている。

「島が本土の農村と比べて遅れてくるようになったのは、少なくとも明治中頃以降のことではないか。
それまでは、かえって島の文化のほうが進んでいる点もあった。
それは、海上交通が帆船で行われていたからで、たいていは目的地まで直接行ったため、ずっと離れたところでも、大阪や堺の文化が直接入り込むことが多かった。
流人による文化流入よりこちらの要因が大きいのではないか。

ところが、汽船ができ、陸上に汽車が走るようになると、小さな島は見向きもされず、古い社会制度の残る島では、新しい文化を吸収できる力を持ちえません。」



これと同じようなことが、新幹線網、情報の東京集中によって日本全国で起こり始めているのが、昨今であると思う。





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