石の宝殿

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かねてから行きたいと思っていた、「石の宝殿」にサイクリングを兼ねて行く。
「石の宝殿」とは、高さ5.7m、幅6.4m、推定重量500tの古代石造物である。

伝説によると古代、
大穴牟遅(おおあなのむち)、少毘古那(すくなひこな)の
二神が天津神の命を受け、出雲からこの地に来たとき、
石の宮殿を作ろうとしたが、工事半ばに、阿賀の神一行の反乱に遭い
鎮圧をしたが、夜明けまでにこの宮殿を起すことができず
未完成のまま現地に残したものであるという。

播磨風土記(713)、万葉集(8C)にも記され、
古くから知られている不思議な構造物である。
風土記には「弓削大連」が造ったとあるし、
万葉集には「大穴牟遅」「少毘古那」の名もある。
少なくとも大陸系の土木系技術集団がこの近辺に住んでいたのだろう。

現在でも近辺には「竜山石」という名で
凝灰岩を土木材料として切り出している。

後日、福山にある「県立歴史博物館」に行った折
瀬戸内の古墳の石棺の材料に「竜山石」が使われている展示があり
意外な瀬戸内文化交流の一端を見て、感心した。

「県立歴史博物館」草土千軒
http://beret-west.at.webry.info/200604/article_1.html

しかし、この巨大な石造物は何に使うものであったのか。
なおさら、面白いのは、この石の掘削で生じた残石は
人や動物に踏ませてはならないと、ここより4km北にある
高御位山に整然と置き捨てられているという。

ますます、謎は深まるばかりである。
次回は高御位山に整然と置き捨てられているという
屑石を確かめたいと思っている。

石の宝殿に行って見たい方は、交通が不便だが
JR宝殿駅から南西徒歩20分である。
このようにJRの駅名にもなっている大したものである。


播磨国風土記

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