「海辺のカフカ」を読み終える

ちょうど2週間で「春樹ワールド」の旅から帰ってきた。
この物語は6人の人物によって進められるが、
物語が終わったとき、読者の私を含めて、
彼らはそれぞれの「新しい世界の一部になる」

カフカは15歳の少年だが、23歳の私でもあり
50歳の私でもあり、村上春樹そのものでもある。

画像

        (イメージ写真)冬の甲村記念図書館 © beret-west 2006


[場所]
東京中野区、四国高松(甲村記念図書館)

[主な登場人物]  
田村カフカ、大島さん、佐伯さん、さくら
ナカタさん、星野さん
ジョニー・ウオーカー、カーネル・サンダース

「カフカ物語」「ナカタさん・星野さん物語」が交互に展開する。
その接点は、佐伯さんである。
カフカの章は難解だが、ナカタさんと星野さんの章は楽しい。
今まで読んだ村上春樹の作品も
「カフカ物語」風と「ナカタさん・星野さん物語」風があることに気づく。
前者の代表は「ノルウェイの森」であり
後者の代表は「風の歌を聴け」のミッキーマウスマーチだ。

ものごとは関連性を持って進行する。
つまり、因果→直接的原因と間接的条件の組み合わせによって
結果を生じること。

[音楽]
大公トリオ
[映画]
フランソワ・トリュフォー


この本を読んで
レイ・ブラッドベリ原作 
フランソワ・トリュフォー監督
「華氏451」を思い出す。
美しい、詩的な映画だ。
フランソワ・トリュフォーは私の好きな映画監督。

「華氏451」のラストシーンは、雪が降る。
「海辺のカフカ」のラストシーンは、雨が降る。
いろんな場所に、公平に降る。

そして、久々の村上春樹は、また、新たに私の記憶に残る。





華氏451
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  • 「ソイレントグリーン」をまた見る

    Excerpt: 昔見た「ソイレントグリーン」をもう一度じっくり見たくなりDVDをレンタルする。 1973年のSF映画であるが、 人口爆発、食糧問題、格差社会、安楽死などを描ききったのがすごい。 Weblog: ベレー帽通信 WEST racked: 2012-01-01 01:00