「五色塚古墳」に登る

垂水に用事があったので
ついでに「五色塚古墳」に行くことにする。
昔はJR(国鉄)から、松の茂った小山が見えるだけだったが
きれいに整備されて、築造当時に近い姿が見れる、
日本でもめずらしい古墳だ。

「五色塚古墳」は4世紀終りころの築造といわれている。
古墳は平野にあるものが多いが
この古墳は、大阪湾と明石海峡を望む海岸線の突端の
段丘層の上に作られている。
航空写真でその位置を見ると、
古代人が聖地とした「サキ」と呼ばれる地であることがわかる。

画像


古墳の上に立つと、この古墳を作った
大王の意思がわかる気がする。

この大王は、
明石平野の稲作と明石海峡から大阪湾の海運を
経済基盤として、クニを治め、
淡路島東岸から明石海峡周辺を勢力圏としていたのだろう。

日本書紀によると「仲哀天皇の偽の墓」という。
何が偽の墓だ!!
いかにも、ヤマトに駆逐された
土着豪族という、においがするではないか。

彼は、明石海峡を通る舟から見えるこの位置に
壮大なモニュメントして、この古墳を作った。

周囲に何も建造物がなく
海岸線は古墳のすぐそばまで迫っていただろう。
海峡を通る舟は、すべからくこの古墳の迫力に圧倒されただろう。

しかし、残念ながら、今は、マンション群が視界をさえぎり
海岸線は埋め立てられ、
太古の空想をかきたてるのは容易でない。

この古墳の周辺からは、
大きな集落遺跡は見つかってないので
この大王の邑はどこにあったか
興味の種は尽きない。







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