生國玉神社(いくたまさん) に参る

説教節 さんせう太夫」の初演の場所が
天王寺の「生國玉神社」であることを知り、
機会があれば、訪れたいと思っていた。
ちょうど、難波に出かける用事があったので
足を運ぶことにした。

地下鉄谷町9丁目から地上に出ると
上本町から難波方面へ下る坂道が目に入ってきた。
ここらは台地(上町台地)になっている。
先日読んだ「アースダイバー」のことが頭に浮かぶ。

このあたりは、一人でうろうろするには恥ずかしいほどラブホがある。
そのホテル街をぬけると、生國玉神社の鳥居と本殿が見える。
残念ながら本殿はコンクリート造りだが、
「生國玉造」という独自の様式らしい。
境内を散策するが、あまり趣がなくがっかりする。

社務所に置いてあった、いくたまさんの縁起を書いたパンフレットには
生國玉神社を北端の岬とし、
現在の松屋町筋を陸海の境とする図が載っている。
ここは、古代、難波の海に突き出た岬の突端であったのだ。
航空写真を見ると、現在でも古代の海との境の崖が読み取れる。

地下鉄から地上に出たときの直感が当たっていたのだ。
今回は説教節の面影は探れなかった代わりに
はるか古代、難波が遠浅の海であったころ
この地が海へ突き出た古代人の聖地であったことが判明した。

古代、大陸からの人々は、難波を経て、飛鳥や奈良に向かった。
きっと、この生國玉神社の地はその歴史を見てきたのだろう。

我がベレー帽心は、十分満足したのである。

画像

これは北門から千日前通に出る坂から
神社の境内を見た写真だが
坂の下あたりでは、10m以上ある石垣になっていて
岬の突端であったことがよくわかる写真だ。

この坂道を古代の難波の海の底へと下っていき
本日のメインイベントの会場である
「おやじのお番菜 達八」へ向かったのだった。

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「おやじのお番菜 達八」
大阪市中央区難波 GTタウン1F
歌舞伎座の裏 TEL 06-6646-0130
料理がうまい高級居酒屋 
和風オムライス(あんかけオムライス)はおすすめ



メモ
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大阪三大夏祭り いくたま夏祭り、天神祭、住吉祭
井原西鶴 矢数四千句を挙行
近松門左衛門 曽根崎心中、生玉心中の舞台 
天王寺七坂




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    Excerpt: 連休に丹後由良に行ってから、 「山椒大夫」のことが気になり始めていたが、 今日、散らかった部屋と本棚を整理していると、 岩波書店の「図書」2007年5月号の中に 「さんせう太夫」(四方田犬彦).. Weblog: ベレー帽通信 WEST racked: 2015-08-23 17:08