走ることについて語るときに僕の語ること を読む

村上春樹の本は、いつも一気読みしてしまう。
実はサイクリング仲間と走る予定をしていたが、
べらぼうに暑いので、ご遠慮して、
自宅でごろ寝しながら、この二日で読み終える。

マラソンは一度、トライしたことはあるが
35kmの関門でピックアップされて、
それ以後、走った事はない。

しかし、一人で自転車旅行していて
まったく、知らない街角を走るとき
何で僕はこんなところを走っているのだろうかとか、
10年後の僕は何をしているのだろうかとか、
妙な思考が頭をかすめるときがある。

これが僕の
「走ることについて語るときに僕の語ること」
である。


「風の歌を聴け」の初版を
元町の宝文館で手に取ったころのことを思い出す。
夏が来ると、帰省した高校時代の友人と
第5突堤の先端へ出かけ
この本を書いた新人小説家のことを
話したものだ。

あのころ、僕たちの前には何があったのか。

少なくとも僕たちが「いる」うちは、「ある」と信じていた
第5突堤は、すでに埋め立てられてしまってない。





風の歌を聴け
講談社
村上 春樹

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この記事へのコメント

zenstone
2008年07月22日 17:24
若いときだけ作る青春アーティスト、もしくは若いときだけ歌う青春ミュージシャン。そんな青春アートに満ち満ちている現実の中で、じわじわ、じりじり、歳を重ねるほどにいい作品を作り続ける作家はいるし、いい歌を歌い続ける歌手もいる。村上春樹氏もその一人。書き続けるのがえらいのではなく、肉体の衰えに抗い、レベルアップしていくことが凄いのだ。50歳を目前にした絵描きの端くれを大いに鼓舞してくれた貴重な一冊。でした!
2008年07月22日 23:16
zenstoneさん
やっぱり、継続は力なりですか。私の場合、すぐにしんどくなってしまって(ひとつのことに集中できなくなった)、集中力が散漫になるのを加齢のせいにしてしまいます。
森敦が61歳で「月山」を発表したように、その年齢でないとできないものもあるから、歳相応のものがあればいいのかとも思います。

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