美の呪力(岡本太郎)を読む

「芸術は爆発だ」というフレーズをよく聞かされたが、
芸術家としての彼がどのような思いで、
これを口にしていたのかが解った。

展覧会にある美術品や芸術のよそよそしさ。
美術史の偏ったながれ。
岡本太郎は窒息しそうだと言う。

彼の目は、
エスキモーのイヌクシュク(石組み)や
南西諸島の「「御嶽」(うたき)
恐山の石積
モンゴルのオボ
など、古代から続く神の拠所としての石積に向けられる。

おそらく彼は
自然に人間が対峙する場所に作られる
ひとつの形を芸術の原点として見たのだ。

本来の芸術は自然界に直結した
生命感にあふれる、
闘争的な
エロチシズムな
爆発するものであると。

昨年夏、信州で縄文土器の美に触れたが
確かに、縄文の美は「人間が自然の中にあって」形できたものだ。
自然から距離を置いた現代人が
本来の縄文土器を再現できないのは
そのへんにあると思う。

他にも

仮面

など現代人が見失った感性を気づかせるヒントが記された本である。





------memo----
生贄は太陽に生命力としての血をささげるという意味を持つ アステカ

仮面の二面性 変身した自分と自分自身とのズレ

あやとりの無限性
あやとりをする少女の呪術性
それはまだ人間としての業を背負った永遠の女性を意識しない少女がやるからだ。






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