東京の都市構造の不思議

このごろ、東京へ行く機会も少なくなった。
通常は都市の中心に行くほど、密度が濃くなる。
ところが東京はその中心に皇居があり、大きな森がある。
東京は、ぽっかりと中心に穴が開いた都市だ。

その深遠部の吹上御苑はほとんど藪で、昭和天皇は好んで歩き、
手を入れることを嫌がって、
そこここの植物の生えている場所を記憶していたと言う。
その横で「田植え」を行い、「養蚕」を儀式的に行っていた。

東京の中心に、手付かずの縄文の森があり
そのそばで、稲作と養蚕(農業)が営まれ
そして、そのまわりに、情報都市が広がっている。


-----------------

ロラン・バルト「表徴の帝国」

私の語ろうとしている都市トウキョウは貴重な逆説を示している。
「いかにもこの都市は中心を持っている。
しかし、この都市の中心は空虚である。」




表徴の帝国 (ちくま学芸文庫)
筑摩書房
ロラン バルト

Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック