柏原市立歴史資料館 を訪ねる

柏原市は古墳の数が日本一多いとか言われている。
その柏原市に歴史資料館があるのでさっそく行ってみた。
JR高井田駅の北の住宅地の中にひっそりと建っている。
入館料無料というのもありがたい。

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館の入口に柏原市の文化財の電光位置図がある。
古墳 のボタンを押すと、このように真っ赤である。
(発光ダイオードが点灯するので、写すタイミングがけっこう難しい。)
これを見ると、確かに古墳の数がべらぼうに多い。
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山の斜面に、多くの群集墓が散在する。

そのうちの「平尾山千塚」は6C~7C中期の、
東西0.7km、南北1kmの尾根に200あまりの円墳。
ブドウ畑の中にある写真が展示されている。


歴史資料館の入口には
「高井田横穴群」というのがあって、
これも6Cごろの200基ほどある横穴墳墓だ。
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この墓室内には、古代人の多くの線描が残されていて、
考古学者が古くから注目していた。
いまは、立ち入りができなくなって、
この歴史資料館内にレプリカが展示されている。
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6Cから7Cの柏原は
かなりの経済基盤がある、人口密集地だったようだ。
この経済基盤が何かを物語るものが、
同じく展示されている「大県遺跡」のたたら跡遺跡だ。
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発掘されただけで、鉄淬500kg、ふいご羽口1000個というから
かなり大規模な製鉄集団がいたことになる。
この遺跡がある場所が、
「鐸比古神社」(ぬでひこ)というのも何か怪しい。




柏原は、古墳の多さ、製鉄遺跡など、古代史で十分怪しい場所だが
いままでノーチェックだった。

いまいちど、古代の大阪の河川地図を見ると
難波から、舟で大和川の旧河道を遡り、
飛鳥への陸路の重要な中継点が柏原である。
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資料館は、大和川に関する展示も充実している。

柏原市立歴史資料館はそのことを気づかせてくれる
1日考古学におすすめの場所だ。







日本の古代遺跡 (11)
保育社
瀬川 芳則


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この記事へのコメント

beret-e
2009年10月20日 20:52
after-beretのほうが本格的ですね。この古墳の密度は異様ですね。武蔵野台地にはいったいどれだけ古墳があったかなあ?
IKEYUKAI
2009年10月23日 12:49
今年8月JR高井田から南に向かって(富田林)石川サイクリング道 北側に今度行こう

10月にはバスツアー法隆寺行き 感動連続 
2009年10月24日 23:32
IKEYUKAIさんへ
そうそう、大和川の堤防を走っているサイクリストを何人も見かけました。
2009年10月24日 23:37
機会があれば、武蔵野古代expeditionおねがいします。

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  • 鐸比古・鐸比賣神社に参る

    Excerpt: この9月に柏原市立歴史博物館を見学した折に、 大県の製鉄遺跡と、そのそばの 鐸比古・鐸比賣(ぬでひこ・ぬでひめ)神社のことが とても気になっていたので、 行ってみることにした。 Weblog: ベレー帽通信 WEST racked: 2009-12-07 00:53