日本一小さい考古館「有年考古館」を訪ねる

373号線に入るとすぐ「有年考古館」の入口標識が目に止まる。
標識に従い、田んぼ道をしばらく行くと、
昔の小学校風の建物が目に入る。

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これが「有年考古館」である。
そばの解説板によると在郷の医師、(故)松岡秀夫氏が
昭和25年に設立した私設博物館である。

入ろうと思ったが入口が施錠されていた。

裏手に廻ると、松岡と表札が上がっている家があり、
家人らしき人が縁側で荷物の整理をされていた。

松岡家の身内の方で、考古館を見たいと告げると
「好きなだけ見てください」とこころよく開けていただいた。


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内部は、小学校の理科室を思い出させる感じで、
たくさんの発掘遺物が丁寧に展示されている。


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多くは有年近辺で採集されたもののようで、
来館者が自由に手にとって見れるようにしてあり
考古ファンにはうれしい心遣いだ。



この博物館の見ものは
上郡町西野山5号墳で発掘された「三角縁神獣鏡」であろう。
古代において権力の象徴といわれる「三角縁神獣鏡」
赤穂郡は、西に吉備王国、東に播磨、また、たたら製鉄で有名な千種
など古代史において興味深い場所が周りにあり、
当然、この地にも何がしかの権力者がいたに違いない。

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博物館の案内によると
「赤穂郡は播磨風土記に記載されておらず
赤穂郡の古代を物語ってくれるのは、古代遺跡や発掘された遺物しかありません。
この大切な遺跡を保護し、遺物を収集して、
公開して赤穂郡の古代研究に役立たせる目的で開館しました。」
とある。


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これは遠く九州姫島の黒曜石
他にも北海道や九州の先土器時代や縄文の遺物もある。


1時間ほど丁寧に見たが、
私設博物館といいながら、一般に公開し、
多くの考古ファンに楽しみを分かち、
また郷土を愛した
今はなきこの博物館の創設者の気持ちがひしひしと伝わってきた。

日本一小さいかもしれないが、日本一心のこもった博物館だ。




(メモ)
来館者は事前に松岡さんへ申し込む必要がある。










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