「旧 遷喬尋常小学校 校舎」(久世町)を訪ねる

久世インターを降りてしばらく行くと、
運転しながら目に入ったのがこの印象的な建物だ。
通り過ぎようとしたが、おもわず引き返してしまった。

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明治40年に建てられ、平成2年まで現役で使われた校舎だそうだ。
さっそく中へ入ってみる。
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入ってすぐ目の前に大きな掛け時計と鐘がある。
用務員さんが時計を見ながら鳴らしていた姿が目に浮かぶ。
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2階へ上がる木造のまわり階段
何世代もの子供たちが駆け上がった階段だ。
ぶつかったやつ、飛び降りたやつ、下から女の子のスカートを覗くやつ
多くの思い出が見えてくる。
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2階の廊下と教室
なんてなつかしい。
私が4年生ときの木造校舎もこんな感じだった。
階段の上り口の親柱の装飾が目を引く。
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教室もリアルに保存されている。
「ALWAYS3丁目の夕日」のロケにも使われたそうだ。
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中央には講堂がある。
立派な天井が目を引く。
柾目の檜板が惜しげもなく使われている。
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ガラス窓にはまだ建設当時の波うちガラスが残っている。
大切に使われていたことが偲ばれる。
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美しい回り階段
学校でなくどこかの古い邸宅にあるようだ。
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残された古い机と給食ミルクのアルマイトやかん
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84年にわたり、子供たちがここで時間をすごした。
なんてすばらしい校舎なんだろう。

工事費は1万8千円、当時の町の年間予算の3倍もの金額

設計者は岡山県工手 江川三郎八
会津藩士として辛酸を舐め、宮大工から苦学して建築を学び、
多くの公共建築を手がけた気骨のある人のようだ。


当時の久世の人々が教育に注いだ情熱と
それに答えようとした設計者江川の思いが伝わってくる。
技術者としてこのような人が活躍できた時代がうらやましい。

 

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