「レートクレーム」とは何だろうか? (大屋町大屋市場)

画像


これは、旧 大屋町大屋市場の街角にある古い看板である。
右から左へ読む、戦前の看板であることは確かだ。
「レートクレーム」とは何だろうか?



何の役にも立たないことを調べるのは、
純粋なベレー帽の分野である。

昔は、調べごとというと図書館と限っていたが、
今やインターネットの検索エンジンが大いに役に立つ。



「東京大学総合研究博物館画像アーカイヴス」日本の新聞広告3000で検索すると
いくつも「レートクレーム」の新聞広告が出てくる。
化粧品の美肌クリームのようだ。


古いもので昭和3、4年、10年~13年あたりが最も多い。
これは、昭和14年京城日報のもの (京城 今のソウル)
画像

レートクレームは、「平尾賛平商店」という化粧品メーカーの商品である。
かなり手広く化粧品を扱っていたようで、
新聞広告を見ても
大陸方面へも販路を拡大しようとした形跡もある。

しかし、平尾賛平商店は、1954年(昭和29)に倒産している。
創業から76年。
化粧品メーカ(専業)の寿命はこんなものか。




類推するに、この看板は昭和10年代ごろのものであろう。
保存状態は、かなりよい。

博物館的な価値は、十分にあると思う。
大切に保存したいものだ。
(誰がするかという問題はあるが)



大屋市場は、
この看板が掛けられたころは
明延鉱山や養蚕業の経済でかなり栄えていたのだろう。


他にも、そのころの名残りのようなものを見つけることができる。



銀行であったと思われる建物
ファサードは立派なアールデコである。
明らかに1920年代(昭和10年代)のものである。
画像

私の記憶では、
1980年ごろ、但馬銀行として使われていたような気がする。



これなどは、3階建ての蚕室付の住宅のようでもあるが
料亭か遊郭的な雰囲気がある。
画像



レートクレーム家の前の、昭和20年代の雰囲気の店舗兼用住宅(ショップハウス)
左は喫茶店か散髪屋みたいなドアが残り、
右は米屋かよろずやといった感じの引き戸が目立つ。
そばに、道路元標が見える。
画像



大屋村道路元標
村の中心であったことを物語っている。
画像



鮎もなか「大屋次郎」を売る店
画像




疎水が道脇を流れる、
なつかしい雰囲気がある街並みである。
画像


再び、来ることがあるだろうかと思いながら、街を後にした。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック