穴を開けた石を供える小堂 (大屋町笠谷・薬師如来堂)

但馬に来て、仕事で山野に分け入ることが多く、
時々、不思議なものに出会う。
これは、2月に大屋町の谷奥の小堂で目に留まったもの。
穴の開いた石を針金に吊るしている。
かなりの数である。

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たまたま、同行していた人に尋ねると、
「耳の神さんで、よく効くようです。」とのこと。
それ以上のことは、よく判らなかった。


如来堂とあるから、薬師如来なのであろう。
残念ながら、由緒はどこにも記されていなかった。
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吊るしてある石は、溶岩のような
もともと穴の開いていた石のようなものもあるし、
川原石に人為的に穴を開けたものもある。

中には、子供の人頭大のものもあり、
よっぽど願いが強い人のものであろう。
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この類の民間信仰は形態こそ違え、各地にあり、
願を掛け、身代わりになるものを供えたり、
供えてあるものを持ち帰り、願いがかなえば
元に返したり、もうひとつ奉納するといったもの。


ここのものも、
「耳がよく聞こえるように、耳がよく通るように」と
穴を開けた石を奉納して、願を掛けるということは、なんとなく判る。



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ついでに、過去に見た同類項をアーカイブしておく。

これは、2003年に岡山県中和村(現 真庭市)で見かけたもの。
おびただしい手や足の型が奉納されていた。
中には義足まであって、生々しい。
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これがあるのは「山乗千手観音堂」といい、本尊は金泥の千手観音で立派なもの。
由来によると
自分の痛むところを木型にして、さすって奉納すると痛みが消えると言う。
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これは、2004年 岡山県総社市(現 岡山市)吉備津神社にあったもの。
乳房の絵馬である。
吉備津神社との関係は不明
乳の出をよくするとかの願いである。
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子宝祈願
岡山県三石 三石明神社の孕石



きりがないのでこれくらいにしておく。

いつの時代も、健康を願う人の思いは変らない。

今はさしずめサプリといったところだろう。


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