大晦日、そして、注連縄のウラジロのことなど

2013年も終わろうとしている。
出来合いのお節を取りに行く途中、近所の小山に寄り道する。

まだ、ここいらが造成される前の風景の断片が残っている山だ。

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ツバキとか、コウヤボウキの花の跡とか、懐かしい冬の里山が見れる。
しばらく歩くと、ウラジロ羊歯の大きな群落に出くわした。

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ウラジロは、注連縄や鏡餅の飾りに使うシダの葉である。
葉裏が白いので、ウラジロという名がついた。
冬でも緑であるのと、葉柄が二又に分かれ形が端正であるので縁起物として使われたのであろう。


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裏が白いので潔白を表しているとも言う。
確かに、子供のころ、母が教えてくれたのでは、葉の裏を見せて飾るのが正しい。と


伝承の多くのものはその本来の理由がわからなくなって久しい。
その儀礼形式のみが、変化しながら伝わっていく。


ウラジロは、熱帯性のものらしく、北日本にはないらしい。
北日本では、何を飾っていたのか。


2004年に沼島を訪ねた折、すばらしい大群落を見たのでアーカイブしておく。

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ちょうど、芽吹きの季節で、まるでジュラ紀の森林に迷い込んだ感動を思い出す。
ああ、あれからもう10年がたとうとしている。


ウラジロは人為栽培が難しいと言われている。
しかし、生息地が残されている限り、同じ営みを繰り返し大群落となって年を重ねる。


2013年も多くの思いとともに過ぎ去っていく。
来るべき年、みな幸多かれと願う。





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