草地と日本人 草甸(そうでん)と呼ばれる植生

過去の日本はかなりの草地が広がっていた。
それは人為的な草地である。

古くは縄文人は彼らの生活上の都合で、
草地を維持するために火入れをしていたようだ。
それはクロボクという土の中には
イネ科植物の焼けた微粒炭素が含まれているから分かるという。

明治時代までは、草は家畜のえさでもあり、肥料でもあった。
だからせっせと草を刈り、人為的な草地が維持されてきた。

最近になって
家畜も肥料としての草刈も必要なくなって、
かろうじて残ったのが水田の畦の草原である。

しかし、ほ場整備や水田の荒廃でその草原も危機的状態である。

という内容の、本である。



草地と日本人―日本列島草原1万年の旅
築地書館
須賀 丈

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しかし、
縄文以前、西日本の自然植生は
おそらく照葉樹林のジャングルであったろう。
過去の日本の草原は、そういったものをゆるい自然破壊で
「維持」してきたといえるのではないか。

この本によると
本来、日本の草原性の植物は、
中国東北部のナラ林地帯から内モンゴルのステップにかけての
草甸(そうでん)と呼ばれる植生が起源であるという。

2005年に内モンゴルの大草原に行った折、
日本と同じような多くの草原植物を見かけ驚いたことがあったが、
実は、そういうわけだったのかと、今回納得したのだった。



2005年 内モンゴル シリンゴル大草原にて撮影
アーカイブしておく。

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こういった草原のお花畑はそこいらにあるわけでなく
たまたま、降雨が花の時期に一致した場合に、
大草原の一角に出現するようだ。
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一面のワレモコウ
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