旧根北線 第一幾品川橋梁(越川橋梁)(2015道東自転車紀行 §4)

根北峠を喘ぎながら登っていると、突然ローマの水道橋のようなものが現れた。
説明看板がなければ、まさしく水道橋である。
説明によると、昭和14年に着工完成した10連アーチの鉄道橋とある。

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根北線は、戦時中に斜里と根室標津を結ぶ壮大な計画がされたものの、
昭和32年に斜里~越川間が開通したのみで、ついにこの橋梁までは延伸せず、
橋梁に列車が通過することもなく、昭和45年に根北線も廃線となる。

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全長147m、高さ20mもありながら
戦時下の物資不足の影響と思われるが、
このコンクリート橋は、なんと無筋コンクリートである。
どのような構造設計なのだろう。


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建設には、ものすごい足場を組む必要があっただろうし、
コンクリート打設を行うにも、20mの高さまでコンクリートを運搬しなくてはならない。
記録によると、強制労働者が連れてこられ、
タコ部屋とよばれる過酷な現場で11人が命を落としたという。


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このような、暗い歴史を秘めながらも、優美なアーチを見せている。
無筋でこのような橋を作った、当時の設計者のセンスと技術力に感銘を受ける。

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木が生い茂り、全体が見渡せないのと、
国道拡張の際に、2連分が撤去されたのは残念である。







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