不思議なテーブルの霧多布岬(2015道東自転車紀行 §9)

湿原地帯のかなたに印象的なテーブル状の台地が見える。
もし、津波が来たら、一巻の終わりだなというほどの
平坦な湿原地帯を走り、霧多布岬へ向かう。

浜中の中心地である霧多布は、岬への登り口にあり、
結構な町並みが続く。
秋祭りの最中らしく、けっこう人が出ている。
町外れから、一気にテーブル台地に登る。


台地上は、平坦な草地が続き、その先ははるか太平洋が見渡せる。
画像



東を見やると、海から霧が沸き立っている。

画像


アイヌ語の地名は霧とは関係ないようだが
霧多布とはよく名づけたものだ。


見事なまでのテーブル台地
海を挟んで向こうのさっき降りた浜中駅あたりが見えるが
同じように平坦な台地が広がっている。
画像


いったいこの平坦な台地の成因は何かと思いを巡らせる。
海岸段丘が海底から隆起したとか言われているが
地形図を見ると、根釧台地というかなり広範囲に平坦地がある。
はたしてこんなに広範囲で隆起したものだろうか。
だとすると、気が遠くなる話だ。


テーブル状が特徴的なケンボッケ島
画像




さて、岬の展望台には土産物屋があって、牛乳やジャガイモを売っていた。
「熊の爪あります」、これはいったい何につかうのだろう。
画像


やはりここは「熊の爪」でなく、小松牛乳を所望する。
乳脂肪が高いのか美味しい。

浜中町の小松牛乳といえば、道内でも結構有名らしい。
昔懐かしい、牛乳瓶に入っている。
画像


「北方領土返還署名」というのが牛乳のそばのテーブルにあったので名前を書くと、
この店の親父が、記念に択捉島の絵葉書と昆布塩をくれた。


これがもらった 択捉島の「ヒラ海岸 白い崖」のはがき
なにか巨大な者が削り取ったような実に印象的な風景である。
公益社団法人 千島歯舞居住者連盟 が発行しているハガキである。
「私たちのふるさとは北方領土です」と書いてある。
画像



話を聞くと、かつて国後とかに住んで、工場を営んでいたらしく、
その後、民間墓参か何かで行った折に、工場の釜がそのまま残されたのを見て
感無量だったとか。

今回の旅行では、北方領土を見てきたが、ここでこんな話を聞き、現実的に思う。









ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック