遠い太鼓(村上春樹)を読み終える

9月初旬から入ったムラカミワールドからやっと帰ってくる。
その間、僕は他の本も読んだし、2度も旅行した。
3年間のヨーロッパ旅行記にふさわしく、
いつも一気読みする村上春樹と違い、日常に並行して読んだ。

1986年から1989年
ちょうどバブルの絶頂期から崩壊に至る日本を離れて、主にギリシャとイタリアを暮らしながら旅をしている。
小説で言うと、「ノルウェイの森」から「ダンス・ダンス・ダンス」をその間で書き上げている。

旅立ったのは、頭の中に蜂が飛んでいたからだと言っている。
多くの場合、旅行は、ある意味の逃避であるが、旅行中も村上独特の、「僕の居場所」と「喪失感」が本音として出てくる。

僕という人間の存在証明はおそらく生きながらえ、書きつづけるという行為そのものの中にあるのだと僕は思った。それが何かを失いつづけ、世界に憎まれつづけることを意味するとしても、僕はそのようにして生きていくしかないのだ。それが僕という人間であり、それが僕の場所なのだ。

旅行記として、エッセイとして面白い。
イタリア、ギリシャ、フィンランド、オーストリア
イタリアとギリシャは我々が抱くのと同じ、ステレオタイプの国が描かれている。

わずか3ページほどのレスポス島の美術館に行くくだりがあるが、
この旅行記の中で一番僕が好きな部分だ。





また、遠く太鼓の音が聞こえる。
そうだ、旅に出よう。

画像
           トルコ ババカレ(アジア最西端) から見た レスポス島 
夜半、ふと目が覚めて宿の窓から見る。2014.8(午前3時)



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