ウオール街(オリバー・ストーン監督)を見て「自由の泉源」について思う

1987年の映画である。
1980年代以降の世界と日本経済を思い出させてくれる。
一方で、我々の幸福とか自由の泉源はどこにあるのかを考えさせられる。


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この際、1980年以降の世界・日本経済を整理してみた。

1980(昭和55) 日本自動車生産台数アメリカを抜く
1981(昭和56) ポートピア81
1984(昭和59) グリコ森永事件
1985(昭和60) NTT上場
1987(昭和62) ブラックマンデー
1989(昭和64) 消費税導入

1991(平成3)  日本バブルピーク
1995(平成3)  阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件
1997(平成9)  山一證券 破綻、消費税5%、香港返還
1999(平成11) ユーロ誕生

2000(平成12) 企業倒産負債額過去最高
2003(平成15) 日経平均7600円20年前の水準 イラク戦争勃発
2005(平成17) 日本人口減少に入る
2006(平成18) ライブドア事件 日本景気拡大
2007(平成19) サブプライムローン金融危機、日本年金記録問題露呈
2008(平成20) リーマンブラザーズ破綻
2009(平成21) 民主党政権交代、オバマ大統領就任
2010(平成22) 日本航空破綻、中国GDPが世界2位に

2011(平成23) 東日本大震災、福島原発事故
2012(平成24) 自民党政権奪還
2014(平成26) 消費税8%

といったところだろうか。



さて、
この映画はインサイダー取引をテーマにしているようだが、
実は、ゲッコーとワイルドマンという
2パターンの投資家に注目しなければ本質が掴めない。

ゲッコーは、強欲な企業を金銭価値のみを見て利益を追求する投資家で、
実はインサイダー取引もやっている。
一方、ワイルドマンは、イギリスナイトの称号を持つように
いかにも紳士的で倫理的な、
少なくとも1950年代には十分いたであろう投資家を思い出させる。

いや、まてよ。
ワイルドマンにおいても、程度の差あれ
実は少なかれゲッコーと同じような投資家ではなかったか。
彼の代にではないにせよ、その祖先はどうだったのか。






この映画を並行して
「賢者の海外投資術」(橘玲)という本を読んでいたので気になるところをメモしておく。

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「プライベートバンカー」或いは「執事」の消滅
戦後民主主義ののっぺりとした平等の中で育った私たちには想像もつかないが、ヨーロッパの文化には執事が主人を躾け、汎用な人間を貴族に仕立て上げることで継承されてきた。主人は執事に命令するが、それ以前に、執事が主人を選ぶのである。

主人と執事との幸福な関係は、第2次世界大戦後を境に大きく変わった。ヨーロッパが凋落し、新大陸アメリカが世界の中心を占めるようになると、伝統やしきたりを顧みるものなど誰もいなくなった。


これは、映画された小説「日の名残り」の回想にも出てくる話である。

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「ノー・マネー、ノー・フリーダム」
筆者(橘)はカンボジアに旅行した折、現地の若い観光ガイドが何度も口にした言葉から、あらためて気づく。
私たちはみな、自由な人生を当然のように享受している。だが、その輝きは、夕暮れの虹のようにはかない。いま手にしている豊かさをすべて失ったとき、あなたはそれでもまだ自由だろうか。


私も、新興国に旅行したおり、いろいろな現地生活者を見ると、
これと同じことを思うが、日本に帰ると、これを忘れてしまう。

昨年行ったイスタンブールの市場で、菓子屋の売り子をしていた、シリア人の若い娘を思い出す。
そのとき、何も思わなかったが、
お金を払うとき「私、シリアから来ました」という彼女の言葉が、
今となっては、同じような意味を持っていたと思うのである。









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