バフェットの謎(障子卓矢)

バフェットがいかにして大富豪となったかを
バークシャーハザウェイの会長である彼が株主に対して毎年送る手紙から解き明かす。

彼は投資家というより、投資により傘下に収めた会社の経営者のさらに経営者であることがわかる。
彼は傘下の会社の経営にはほとんど口出しせずに、経営者が気持ちよく働いてもらうのが仕事と心得ていることは、他の類書にも詳しい。
ただし、経営者に対しすべての権限を与えるほど甘くはなく、資本配分の意思決定、手にした資金を何に使うかは妥協の余地はない。
一方で不正な経営や放漫な経営に対しては手厳しく、バークシャーハザウェイという会社、ひいては自分への信用というものを一番大切にしていることがわかる。信用がバークシャーのブランドである。

彼は大富豪でありながら実に控えめな生活を営んでいるようだ。
経営はひとりよがりにならないよう、パートナーのマンガーの意見も大切にする。
また彼は株主を一番のパートナーと心得ているのも、バークシャーハザウェイの人気の一つだろう。

このような形態の会社、投資会社、は残念ながら日本にはない。


バフェットのことが、これほどよくわかる本はなかなかないだろう。



いくつかのメモ

ニューヨーク9.11同時多発テロで、テロが1つの大きなリスクとなることを彼は学んだ。
それまでは、バークシャーはテロに対して無防備であったと述べている。

大多数の投資家にとってインデックスファンドはもっとも有望な投資先の1つだと言っている。
つまり、彼はS&P500の変動率を上回る運営を考えていて、
裏を返せば投資先に目利きがない投資家にとって、インデックスファンドはいろんな面でいいのではないかということだ。

リスクとは、自身が何をやっているのかわからない時に生じるもの。

決算書はじつは不確かなもの。絶対的なものでない。
ソフトバンクの決算書
設備耐用年数の変更 耐用年数が6年から10年に付け替えられて費用負担が少なく見せかけた。
建物付属設備の減価償却方法の変更 定率法から定額法へ変えられた。これにより減価償却費負担額が軽くなった。

コストゼロの資金調達
傘下の保険会社の保険の前払い保険料に着目し、保険が支払われるまでキャッシュとして利用する。
Floatと呼び、我々に属するものではないが利益のために自由に使えるお金





















世界No.1投資家バフェットの謎 ~何がその成功をもたらしたのか?
技術評論社
庄司 卓矢

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 世界No.1投資家バフェットの謎 ~何がその成功をもたらしたのか? の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック