金瓜石 金鉱山施設遺構 (台湾 新北市立黄金博物館)に行く

「金瓜石」という日本統治下に開発された金鉱山跡がある。
千と千尋の神隠しで有名になった九份のすぐ隣にありながら、日本人で足を延ばす人は少ない。

九份が同じく金鉱山跡でありながら、今はその面影がほとんど見られないのに対し、金瓜石は鉱山そのものを観光施設にしている。

九份から車で山道を15分ほどで金瓜石に着く。
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日本統治時代の交番と木造家屋が忠実に復元されている。見学無料なのがいい。
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内装も結構いい雰囲気で復元されている。
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「錬金楼」と呼ばれる日本統治時代の精錬関連の建造物
バルコニーテラスがおしゃれな感じ
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同じく日本統治時代の木造宿舎が復元されている。
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トロッコ軌道も再現されている。
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「本山五坑」と呼ばれる、坑口跡
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50元を払うと15分ほどの坑道体験ができる。
ガイド解説は中文しかないので、見るだけだがそれなりに楽しめる。
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日本の佐渡金山や生野銀山も人形を使った同様の展示があるが、こちらのほうが結構リアルだ。
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一番の感動ものは、坑道内へ空気を送っていた巨大電動送風機の残骸が2基残されている。
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中文の解説看板によると、日本統治時代に使われていたもので、2基で400馬力、日夜、第四,五,六坑に送風し、めったに故障しなかったようである。


メーカー銘板を探したがなかった。フレームには「R」に縦棒が貫入したマークがあったが、いったいどこのメーカーのものか気になる。
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「黄金館」というガイダンス施設があって、金瓜石鉱山の歴史を解説している。
入館は無料ながら、結構いい展示をしている。
解説は残念ながら、中文と英文しかない。

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金瓜石の地質構造の特徴として、鉱脈が水平になっていて、これが金瓜石の鉱山の寿命を短くした原因にもなっている。すなわち、掘りすぎると落盤の危険度合いが増すというものだ。
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展示で気になったのは、日本統治時代にシンガポール捕虜収容所からイギリス、オーストラリア人などの強制労働者が連れてこられ、過酷な労働で多数が命を落としていることが展示してあった。
しかし、この写真は、日本のプロパガンダ用のため、捕虜が食事を楽しそうに作っている。
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展示館の2階は、金についての展示で、ここの一番の呼び物は、本物の巨大金塊に触れるというもの。
一応、本物ということになっている。
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ここ金瓜石は、鉱山施設そのものを正面から観光化しているところが、面白いところである。日本でも、佐渡金山、生野銀山や石見銀山などが、同じように観光資源として、鉱山を売り物にしているが、ここほど観光客が来てにぎわっているような気はしない。
ここは、隣の九份とセットになって相乗効果を生み出しているようである。
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