台湾(若林正丈)を読み、台南を歩く 赤カン楼(チーカンロウ)に行く

台湾の通史をコンパクトにまとめた本は意外と少ない。この本はそういった意味で読んでよかった。

台湾が世界史に登場してくるのは、17世紀にオランダ東インド会社が、台湾に入ってきて、一部植民地化を行い、通商基地として位置付けたときにはじまる。
それまでは、いわゆる先住民が各地でそれぞれの領地を保有していたに国家の形態を成していない土地であった。
とすると、台湾400年という表現が現実的である。

東インド会社の次には、鄭成功、清朝による開発、日本統治を経て、中華民国となる。
この本が言うように、台湾は海のアジアと陸のアジアの気圧の谷の中で動いてきた。
すなわち、海のアジアは交易ネットワークで結ばれたアジアで東インド会社や日本統治の時代がそれにあたり、陸のアジアとは、中国本土の影響、すなわち清朝による開発支配であり、日本統治の後に入ってきた、中華民国である。

このような、概略を知ったので、このたびの台湾、特に台南での街歩きは、時空を超えた旅となり面白いものになった。

台南 チーカンロウ(赤カン楼)
オランダが1653年に築いた赤煉瓦の城(プロビンシア城)であったが、鄭成功のオランダ駆逐により、紅毛城と名前を変え、清の行政府となったもの。
オランダを征服する鄭成功の銅像が立っている。
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オランダが1653年に築いた赤煉瓦の城(プロビンシア城)の模型
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地下に残されたプロビンシア城の入口となっていた門跡
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鐘楼に上り海のほうを見るが、建物にさえぎられて見えない。
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台湾―変容し躊躇するアイデンティティ (ちくま新書)
筑摩書房
若林 正丈

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