つくられたエミシ(松本建速)

古代東北地方にエミシという民族がいたかどうか。
アイヌでもなく、夷でもなく、エミシ

どうも、東北地方で馬に関連する人々をそう呼んだ。

馬飼いは、クロボクと呼ばれる土壌の地域で発達していた。
クロボクと中近世の牧場の分布は似通っている。

土坑墓という形式は東北地方にあり、半地下式土坑墓は関東(茨木、栃木、群馬、千葉)にあり、かなり大きく馬の墓ではないかとも言われている。

エミシの武器として、「蕨手刀」と言われているが、実は私的貿易の見返りに、日本(ヤマト)で生産されたものである。その出土地は、東北のクロボク分布に一致する。日本と戦闘のなかった北海道でも出土する。北海道のは、北方の毛皮との交易によってもたらされたもの。

結局、エミシという民族はいなくて、続日本紀に記された討伐戦争の後に日本に編入したというのは、私的交易の結果を「朝貢」と読み替えるためであったと





つくられたエミシ (市民の考古学)
同成社
松本 建速

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