青に占領された街、シャウエン(2019モロッコ紀行§5)

最近、インスタなんかでよく画像が流れてくるモロッコの青い街がある。それがシャウエンなのだが、まるで海底に町があるような感じで写真を見る限り神秘的な感じの街である。

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しかし、青の街として売り出したのは、たぶんごく最近のことではないかと思う。1995年版ガリマール社のガイドブックには、街の写真が載っているのだが、ただ白い壁の街並みである。ガイドブックのどこにも青い街なんて説明はなく、「壁の白さと側面下方に塗られた青とも薄紫ともきめがたい色とのコントラストが目にまぶしい」との説明があるのみである。どうも、壁の下に控えめに塗られていた青が、いつのまにか町全体を覆い尽くしたようだ。


青色に侵入された経緯は、おそらく観光客受けを狙ったもののような気がするが、まあ、そんな野暮なことは置いておいて、青の街を歩く。


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シャウエンへはくねくねした細い山道を車で上り詰める。もともと、ポルトガルとスペインの軍隊が15世紀に攻めてきたとき、イスラム教徒が17世紀までキリスト教を拒み、街を大きくしたという歴史からも、この街の立地がわかる。シャウエンというのは、実は街の背後にある山の名で、シェフシャーウェンというのが街の名である。




街の中心部の広場。背後に見えるのが、シャウエン山である。

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広場の背後には、かつての城壁の一部が見える。

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広場から城壁の門をくぐり路地を登っていくと、メディナ(旧市街)である。

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土産物屋が両脇に連なり、居住区でもある。
ふと、台湾の金瓜石の街を連想した。
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Photo 1DH(12円)というボードがいかにも観光ずれした感じだが、みな、土産物もあまり買わずに写真ばかり写すのだろう。
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土産物屋が大半であるが、なかにはそうでもないものも売っている。
なんか食べ物のようであるが、この紐に通したものは何だ。
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これは明らかに青の壁の染料ではないか。
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では、インスタ映えしそうな青の街をいくつか載せておこう。

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空に溶ける街・悠久のシェフシャウエン
空に溶ける街・悠久のシェフシャウエン

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