モロッコのカナートを見る

荒涼たる砂漠のハイウェイを走っていると、延々とモグラの通ったような土の盛り上がりが気になっていた。
ガイドによると、カナートだという。
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観光用に中に入れるところがあるというので早速立ち寄ることにする。
土壁の小屋の小さな土産物屋があり、そこでチップを払って地下に潜らせてくれる。
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木製の巻き上げ機があり、たぶんここから水とかたまった土を上げるようになっているようだ。
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穴を上からのぞき込む。要するにマンホールである。とうぜん素掘りである。
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小屋の壁に、カナートのわかりやすいイラストが掲示されてあった。
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アトラスの水の伏流水を延々とオアシスまで引き込んでいるのがわかる。
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地下はこのようになっている。観光用なので水は流れていないし、照明している。
空間的には人が十分立って歩けるが、素掘りなので、まっすぐでなく結構くねくねしている。
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ところどころ上から光が差し込むのは、いわゆるマンホールである。
下から見上げるとこうなっている。
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観光用に入れるのはここまでで、先は暗黒で、はるか向こうの小さな光はマンホールがあるところだ。
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このように1本だけでなく並行してはるか山のほうまで
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モグラの通り道のようにカナートは続いている。
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カナートは高校の地理か何かの教科書に出てくるのだが、実物を見れて感動してしまった。
たしか、イランが有名だけれども、乾燥地帯の知恵として技術伝播しているようだ。




カナートイランの 地下水路
カナートイランの 地下水路

土木遺産V―――世紀を越えて生きる叡智の結晶 ヨーロッパ編2 オリエント編 - 一般社団法人 建設コンサルタンツ協会『Consultant』編集部
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