日本への警告 ジム・ロジャーズ

2019年9月時点のジム・ロジャーズの日本と世界の見方であるがなかなか参考になる。

日本が抱える問題。少子高齢化、多額の財政赤字、長期債務残高。制度破綻が起きると気が付いているのに、具体的にどうしたらいいのかわからない。

破綻はゆっくり訪れるものだ。多額の借金を抱えながら走るのは相当難しい。
日本政府は好きなだけ日本人に国債を売ることができる。やがて、財政破綻が明らかになり国債を買わなくなると、日本国債は金利を引き上げざるを得なくなり、さらに膨らんだ借金と向き合うことになる。

アベノミクスの金融緩和は、指定した利回りで国債を無制限で買い入れる「指値オペ」を導入した。これは無制限に紙幣を増刷していることに等しい。20年後には日本円の価値は大幅に下がっているだろう。

戦後、日本円は破壊的状況から世界的規模の外貨準備高を持つ国になったのは、品質の良いものを作るべく邁進したからだ。
最高品質のものは日本にある。日本のクオリティに対する情熱は間違いなく世界一だ。

マニュアルは時として人から判断力を奪う。自分自身にとって望ましいことでさえ、マニュアルに書かれていなければできなくなってしまうのだ。

あなたが日本に暮らす10歳の子供だとしたら、先行きの見えない日本の大企業や公務員を目指すのでなく、農業を真剣に考えたほうがいい。日本政府は、若者や外国人を農業の担い手として受け入れる環境を整えるべきだ。

アメリカの保護主義はますますアメリカの先行きを悪化させる。3万人の鉄鋼業界の保護ために、3億人は高い鉄鋼製品を買わなくてはならない。市場で戦えないから、政治家に頼る。ファーウエイの排除したとしても、すでにテクノジーの米中戦争にアメリカは勝てない。愚かな歴史をたどっている。

どんな戦争も、政治家の「敵を打ち負かす」という言葉を真に受けた国民の熱狂からはじまる。戦争がはじまると「悪と戦っている」とだれもが酔狂するが、取り返しのつかない事態に陥った時に目が覚める。

19世紀はイギリスの世紀であり、20世紀はアメリカの世紀であった。次の世紀は中国というわけだ。中国は史上何度も世界の頂点に立ってきた唯一の国だ。中国は共産主義者と思われているが、実は最も優秀な資本主義者だったのだ。

近隣に覇権国家が存在すると、近隣国は実質的に支配される。

朝鮮半島の南北統一は、遠くない未来に起こる。韓国の少子化問題の解決、北朝鮮の資源の活用、統一によるビジネスチャンスは大きい。統一は外部環境の問題だ。



人の言うとおりにしてはいけない。自ら確かめよ
故郷に留まるな。
結婚、出産を急ぐな。
自分の能力を過信するな。常に学び続けよ。
情熱を無視するな。
お金のことを気にするな。経済的な成功を得られなくとも、お金には代えられない喜びがある。
子供の情熱も尊重せよ。
お金について学ぶことを怠るな。
何のために稼ぐのかを忘れるな。


よく知らないものに分散投資してはいけない。
情報を疑う。
世の中に安全な投資というものはない。
好機は危機に潜む。
金融の時代が過ぎた後は、実物経済の時代が来る。
感情はマーケットを動かす。大衆のヒステリーを見抜く。
間違いから学ぶ。間違いを恐れない。
徹底的なリサーチを行い、自分の頭で考える。



日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く (講談社+α新書) - ジム・ロジャーズ, 小里 博栄, 花輪 陽子
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