テーマ:溝口健二

残菊物語(溝口健二)を見る

溝口健二の映画を見るのは4作目。 歌舞伎役者尾上菊之助と身分違いのお徳の恋物語。 古いフイルムだけあって画面に雨が降るのはしかたない。 しかし、溝口の計算され尽くした構成と展開に見入ってしまう。 今回、特に気になったのは、効果音として使われている 「町の物売りの声」「お囃子」「梟の鳴き声」「寒修行の太鼓の音」 など今では…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「さんせう太夫」のことなど (山椒大夫拾遺)

連休に丹後由良に行ってから、 「山椒大夫」のことが気になり始めていたが、 今日、散らかった部屋と本棚を整理していると、 岩波書店の「図書」2007年5月号の中に 「さんせう太夫」(四方田犬彦)の記事を見つけ、 片付けも忘れて読み入ってしまう。 「さんせう太夫」の最も古いものは 1639年大坂で刊行され 天王寺生玉神社…
トラックバック:1
コメント:1

続きを読むread more

雨月物語

溝口健二の「雨月物語」を見る。 1953年にすでにベネチア国際映画祭銀獅子賞という素晴らしい作品だ。 映像の詩人F.トリュフォーにして「3分見ると映像の美しさに涙が出る」 と言わしめただけあって、見終わったのち、 モノクロでなくカラー映画であったかとの錯覚をする。 おそらく奥琵琶湖をイメージしたであろう、芦原のシーンは …
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

近松物語

NHKで「近松物語」をやっていたので見たが、えらく感動した。 近松門左衛門といえば、幾度か その作品を読もうとしたが、頓挫している。 原作名「大経師昔暦」である。 奉公人と店の主人の妻が、不義密通で結局処刑されるのだが、 その愛の道行を通して、近松が「人間の本質や自由」は何かを 江戸の社会通念に問うた物語として、現代にも…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more