テーマ:村上春樹

村上春樹と鎮魂の詩学(小島基洋)

今はない元町宝文館で「風の歌を聴け」を手に取ったのが初めての村上春樹だった。それから、「ダンス・ダンス・ダンス」まで、僕は村上春樹ワールドを通り過ぎるのだが、これらの一連小説の意味など深く考えたことはなかった。 この本は、それぞれの作品に残された記号を拾い集め、つなぎ、謎を明かす。 貫いているのは、「風の歌を聴け」でテニスコート…
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遠い太鼓(村上春樹)を読み終える

9月初旬から入ったムラカミワールドからやっと帰ってくる。 その間、僕は他の本も読んだし、2度も旅行した。 3年間のヨーロッパ旅行記にふさわしく、 いつも一気読みする村上春樹と違い、日常に並行して読んだ。 1986年から1989年 ちょうどバブルの絶頂期から崩壊に至る日本を離れて、主にギリシャとイタリアを暮らしながら旅をして…
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幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと(中山祐二郎)

たいそうなタイトルの本だ。 文庫本であるが、タイトル負けしない、 なかなか読み応えのある本である。 著者は、多くの死を見てきた病院勤務の若い臨床医。 そもそも幸せな死なんかあるのだろうか。 現代人は、死を身近に感じなくなって久しい。 肉親の死すら、さらりと商業的に葬式を済ませて終わってしまう。 死を語ることはある意味で…
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本箱のすみに押し込まれていた 遠い太鼓(村上春樹)を読み始める

1990年出版 すでに紙が変色している。 好きな村上春樹だが、なぜか買ったまま読まないで 本箱のすみに押し込まれていた。 ふと手にとって読み始める。 1986~1989年 村上春樹はヨーロッパ各地に長期滞在し、 その間に「ノールウェイの森」「ダンス・ダンス・ダンス」を書いている。 まだ、東西ドイツ統合前 当然、ヨ…
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もうない「パラダイス」という名の中華料理店 2013

恒例の高校時代の同窓の忘年会がある。 行きつけの中華料理店が店を畳んで、今年で3年になる。 当然、違う店で集まるのだが、 幸いなことに、いつものメンバーが欠けることなく集まる。 例によって、家族のこと仕事のこと。 華僑の友人曰く 「僕らが高校のころ、まだ世の中には、余裕があったよね。」 …
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リトル・ピープルの時代(宇野常寛)を読む

政府とか国家とか、 あるいは体現できる正義とか悪が、 見えなくなって久しいと思っていた。 これは、疑問だった。 それを、 村上春樹の小説群と ウルトラマン、仮面ライダーのTVシリーズから、 読み解いてくれた。 読了に3週間ほどかかる。 個人はビックブラザーからの デタッチメントからコミットメン…
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涼宮ハルヒの憂鬱 に見る「阪神間のアンニュイ」

このところ「涼宮ハルヒの憂鬱」に嵌っている。 なんといったらいいのか、 端々に「阪神間のアンニュイ」な雰囲気があって 休みの日ごとにDVDをレンタルする始末である。 もともと地方局配信の深夜アニメだったそうで、 まあ、萌え系のキャラが出てくるというのもあるが、 知る人ぞ知るアニメだそうだ。 私的に言う 「阪神…
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「パラダイス」という名の中華料理店 2009

例年恒例の高校時代の同級生の忘年会。 元町から南京街の雑踏を抜けて、 ひっそりした通りにある、 いつもの中華料理店に集まる。 今年も全員出席。 これまたいつもの火鍋を囲みながら、老酒を飲む。 話題は親のことや子供のこと。 高校の考査のあと、決まってぶらぶらした、元町、トアロード。 古本屋、レコード…
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神戸マスク日記(8)

街角でマスクをしている人の数が急に減った。 しかし、相変わらずマスクが目に付く。 一応「安心宣言」とか言っているが いったい今回のマスク騒動は何だったのだろう? 帰りに三宮をぶらぶらする。 本屋に村上春樹の新刊「1Q84」が山積されている。 買おうかなとも思ったが、ぱらぱら立ち読みして そのうち図書館で借りるか、BOO…
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「パラダイス」という名の中華料理店

恒例、高校の同窓忘年会。 いつもの中華料理店に集まる。 以前はこの店は、典型的な シンガポールやマレーシアの都市でよく見かけた (今は近代化でほとんど見ることができないが) ショップハウスのつくりの古い店だった。 あの震災をもくぐりぬけたのだが 3年前に改装した。 以前のほうが趣があったね。 勝手な意見だけ…
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いるかホテルの冒険 (知床紀行§10)

いるかホテルに泊まる。 いるかホテルといえば、 村上春樹の「羊をめぐる冒険」に出てくるホテルだが 残念ながらそのホテルとはまったくイメージが違う。 その名の由来を尋ねれば、 単にオーナーが「村上春樹のファンで、その思い入れもあって」とのことだ。 「羊をめぐる冒険」の いるかホテルは、僕にとっては…
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プユニ岬 (知床紀行§8)

知床自然センターからプユニ岬に向かう。 断崖絶壁に海鳥の白い糞がへばりついているのが見える。 フレペの滝 地下水が直接、滝になって海へ流れ落ちる。 これ以上乗り出すと断崖から転落する。 滝の上部しか見えない。 ここらは入植者の牧場跡 草木も枯れて、うら寂しい。 海風が強くて木が生えてこない。 …
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走ることについて語るときに僕の語ること を読む

村上春樹の本は、いつも一気読みしてしまう。 実はサイクリング仲間と走る予定をしていたが、 べらぼうに暑いので、ご遠慮して、 自宅でごろ寝しながら、この二日で読み終える。 マラソンは一度、トライしたことはあるが 35kmの関門でピックアップされて、 それ以後、走った事はない。 しかし、一人で自転車旅行していて まっ…
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「海辺のカフカ」を読み終える

ちょうど2週間で「春樹ワールド」の旅から帰ってきた。 この物語は6人の人物によって進められるが、 物語が終わったとき、読者の私を含めて、 彼らはそれぞれの「新しい世界の一部になる」 カフカは15歳の少年だが、23歳の私でもあり 50歳の私でもあり、村上春樹そのものでもある。         (イメージ写真)冬の甲…
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久しぶりに村上春樹を読む(海辺のカフカ)

本日から読み始める。 もう四半世紀も前になってしまったが 何気なく、神戸海文堂で、初版を手に取った 「風の歌を聴け」からはじまって「ノルウェイの森」あたりまで、 短編集を含めて、新しいハードカバーの出版を心待ちにして 読んだものだ。 特に短編集「中国行きのスロウ・ボート」は その黄色い帯紙にキャッチコピーがあるように 1…
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