桜餅と菜の花餅

画像


気象庁の桜の開花予想が間違っていたそうだ。
まだ子供のころ、「神戸海洋気象台」が近所だったので、よく遊びに行った。
ひんやりした空気の漂う
気象台の入口に、黒板が掲げてあって
今日の天気の概要と、季節によって表れる
身近な動植物の動向が記してあったことを思い出す。
そんな、海洋気象台の雰囲気が大好きだった。

あのころは、全国の気象台や測候所の職員が
身近な動植物を観察して、季節の移り変わりを
我々に知らせてくれていた、古きよき時代のことだ。

今は、おそらく累積温度や桜のつぼみの重量を量って
実に科学的に、正確に、開花予想をご丁寧に我々に知らせてくれる。

別に、正確に予想できなくとも、桜は春になると咲くものだし
ツバメは舞い戻ってくるのが、めぐる季節なのだ。
だれが、正確な開花予想を必要とするのだろう。



開花予想の間違いニュースにちょっとあほらしくなって、
仕事の帰り、「桜餅」が目に付いたので衝動買いする。

実は「桜餅」は大好物の1つで
あちこちの和菓子屋を食べ比べて、
これはこれで奥の深いものである。


香りで言うと
近頃の桜餅の桜の葉は、
どうも安い中国産を使っているようで
やわらかくて、香りの高いものが少なくなったようだ。

味で言うと
餡の甘さが強くてもいけないし、葉の塩味が強くてもいけない。
桜の葉の塩味と餡の甘みの対比が絶妙であれば
その桜餅は美味しい。

食感で言うと
餡をくるむ道明寺粉の厚さが、厚いと
大福餅を食べるような感じになってしまう。
かといって薄いと、どす黒い桜餅になってしまう。
ころあいの厚さがむずかしい。

もう店はなくなってしまったが、実家の近くの「虎屋」の
桜餅はいつでもこの3つを満足していた。
昔は街角の小さな和菓子屋でも美味しいものを作っていたものだ。

残念ながら、今日の桜餅は食感の面で不合格である。



ふとみると、となりに「菜の花餅」なるものがあり
見かけが美しいので、合わせ買う。
食べてみると、これはうまい。

求肥のような皮の中に、「くるみ餡」が入っている。
表面はオブラードのようなものを散らし、
あたかも菜の花のようである。
甘みも抑え上品だ。
これは合格。また買いたいと思う一品だった。

お店の名前は、桜餅のコメントがあるので
お店の名誉のためあえて伏せておく。

でも、この「菜の花餅」はおすすめ。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 「桜の花餅」と「いちご大福」を食べる

    Excerpt: いよいよ神戸も昨日あたりから、急に桜が咲き始めた。 帰り道、和菓子屋を覗くと、「桜の花餅」と「いちご大福」が 目に留まったのでおもわず買ってしまう。 Weblog: ベレー帽通信 WEST racked: 2007-04-02 22:34