日本人残留孤児と会見する (中国東北部自転車ツアー/2007.8.14)

牡丹江人民政府で日本人残留孤児との会見があった。



養父母からの話だけを頼りに、
自分が日本人であることをずっと思い続け、
国家は彼らを見捨てたのに関わらず、
今なお日本人としての誇りを持ち続ける。

彼らにとって日本とは何か。
それは、国家としての日本でなく、
自分のルーツとしての父母の国なのだろう。




残留孤児との会見は重苦しい時間だった。

しかし、救われたのは、会見の部屋から出るとき、
私がみんなの最後になったのだが、
一緒に出た残留孤児の老婦人と、
お互い同時に、ごく自然に手を差し出して、
無言の握手を交わしたことだ。

彼女の手は、長く農作業をしているような手であったが、
柔らかな感覚の握手だった。

お互いに言葉は全く交わせなかったが、
このような握手は今までしたことがない。



その夜 
ホテルの部屋で、
残留孤児のみなさんからいただいた
石榴と林檎を眺めながら、

画像


石榴は彼らの父母で、
小さな林檎は彼らではないかと思ったりする。




幸いなことに、
私たちは、国家とか国境について
日常、意識することは少ない。

世界の潮流として、
経済のグローバル化やインターネットの普及によって、
また、ECの統合に見るように、
昔の国境という意味合いが薄れてきていることは事実だ。

現在、私たち個人や家族が、
ごく普通に自由な生活が出来ることをありがたく思うとともに、

このような時代が続くように、
我々は重要な時点では考え、
議論し、微力でも行動することが大切だと思う。

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