ハチはなぜ大量死したのか Fruitless Fall (ローワン・ジェイコブセン)

環境と経済活動の関係は、
一筋縄ではいかないことを分からせてくれた1冊。
一般に流通しているハチミツの現状を知って愕然とした。
安い瓶詰めのハチミツは、今後買うまいと思った。
しかし、もっと怖いのは、
花と昆虫の受粉システムが大きく崩れはじめていること。


大量死するミツバチ。
ギイタダニというミツバチに寄生するダニが原因のようだが、
もっと突き詰めていくと、蜂蜜を採るだけでなく、
アーモンドを受粉するために、ミツバチの生息環境に
過剰なストレスを与えたことが原因ではないかと言われている。
それは経済活動に組み込まれた養蜂の問題にあった。



巣箱を1つを維持するのに年間$100
巣箱1つから得られる収益が$50しかなく
アーモンド受粉に1箱$160
得られるとしたら、アーモンド受粉のためにミツバチを過剰労働させざるを得ない。


今の農業がそうであるように、工業製品と同じく
農産物を生産するシステムに大きな問題がある。


解決策の1つは、ギイタダニを薬品で駆除しないで
免疫力のあるミツバチの発生を気長く待つことであった。


ハリナシミツバチが絶滅したため
いまや、バニラビーンズを得るために人間が人工授粉している。
パッションフルーツや中国の梨園でも同様のことが起こっている。










ハチはなぜ大量死したのか
文藝春秋
ローワン・ジェイコブセン


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