王子の国立印刷局(お札と切手の博物館)に行ってお札の事を考える

用事で東京の王子というところで宿を取り、
いつものごとく辺りをうろうろする。
目に付いたのが国立印刷局と

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その隣のお札と切手の博物館。

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外目からは労働金庫の店舗のようであるが
早速入ってみる。

1階の展示は1億円札束をもってみようとか
貴方の体重をお札の重さに変えると何億円とか
下世話なものだが、

2階は、お札と切手の歴史を実物とともに解説した展示で
なかなか興味をそそる。



現存する日本最古のお札である
伊勢商人が発行した「山田羽書」が展示されている。
当時の伊勢商人の活発な経済活動が伺われる。
その隣に「摂津住吉神社」が発行したお札も展示されていた。




さて、なぜこの地にお札の印刷所があるかという疑問がわいてくる。


早速、係員の方に聞くと、待ってましたとばかり
丁寧な解説をいただいた。


明治の初年に王子に製紙工場ができたことから
お札の製造もこの地で始まったというのがその答え。

なぜここに製紙工場がとの問いに
良質な水が豊富に得られたとの答え
製紙には硬水が宜しいらしい。

つまり王子製紙の前進である製紙工場がこの地で操業された。
さらに係員の方は、「駅のマクドナルドの横にその記念碑があります」と付け加える。




博物館を出て早速探してみた。
これがその製紙記念碑
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「洋紙発祥」の地とある。
昭和28年に工場設立80周年を記念して建てられた。


正当な記念碑の様式に沿った、
羊の台座に乗ったデザイン性の高いものである。

しかし、なぜ羊の台座なのであろうか。
これはひょっとして紙を食べる山羊なのだろうか?




お札とお金のことを考える。


ふだん何気なく使い、ありがたがっているお札、
担保する国家そのものが破綻すれば
それ自体は何の値打ちもなくなってしまう。

貨幣の代替として登場したお札によって、
経済活動は大きく姿を変えたのだろう。

今、電子の記号がお札に取って代わろうとしている。
その渦の中にいる我々はあまり気づかないが、
後世にその変遷が明らかになるのだろう。

そのとき、電子のお金を担保するのは誰なのだろうか?






王子は都電が走っていたりする古い街だ。


坂があちこちにある。

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以前読んだ中沢新一のアースダイバーを思い出す。



このような焼き鳥屋さんのある庶民的な町である。
いい感じ
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