これでわかるタックスヘイブン(合田寛)

タックスヘイブンといえば、パナマ文書で有名になった租税回避地のことである。
税金は、国家を運営する上での必要なものであるが、国際化した企業体、あるいは一部の個人は、その徴収をうまくすり抜けて、逃れる方法を考える。それが、タックスヘイブンという国というか地域なのだ。

驚くべきことに、アマゾン、アップル、グーグル、ドトールといった一見聞こえのいい国際企業は、どこの国にも税金を納めない方法を駆使しているという。それは、「ダブル・アイリッシュ・ダッチ・サンドウィッチ」と呼ばれる手法であったりする。我々が説明を読んでもすぐにわからない方法だ。

これほど、経済が実態とかけ離れたものになると、いろんな矛盾が出てくる。そのひとつがタックスヘイブンであり、それを知らしめたのが「パナマ文書」であったということだ。

しかし、我々市民でも、ケイマン諸島籍のファンドを買えたりするのだから、それも経済活動の一部といえばそうなのかもしれない。

もはや、国家が経済活動する企業に駆逐されていく時代が来ているのかもしれない。それは、攻殻機動隊やベクシルといった近未来社会を扱った、SFアニメを連想させられる。


ページ数の少ない本であるが、改めてタックスヘイブンの意味が分かった気がした。






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