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人生を決める「ありがとう」と「すみません」の使い分け(七條千恵美)

日本人は「ありがとう」の代用に「すみません」を使うことが多い。 このことは、私も認識しながら、ついつい「すみません」ということが多い。 おそらく、日本人は親切を受けると、相手に迷惑をかけているのではないかという意識が強くてそうなるのかもしれない。 本書は全体の流れとしてまとまりに欠けるところもあるが、なるほどと思わせるところも…
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刀の日本史(加来耕三) を読む

日本刀は世界でもまれな武器である。 「軽くて折れず曲がらずよく切れる」 武将の武器への願望であるが材料技術的には相反する。 そういった奇跡の武器である日本刀という視点から、 日本史散歩ができる面白い1冊だった。 よく古墳から出土するのは、太刀と呼ばれる直剣である。 青銅製からより強度の高い鉄製に移行する。 豪族は、…
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「ためない練習」 (名取芳彦)を読む

お坊さんによる、いわゆる断捨離の本。ものばかりでなく、精神面でも断捨離がいい。 いくつかなるほどと思うことを記録しておく。 叱ると怒るは違う  怒る 欲求が満たされないときに、妨げとなる対象に向かって攻撃的な感情が発散すること。  叱る 相手を善導しようとする意図がある。 我慢  やりたいと思…
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「白洲正子自伝」を読む

白洲正子は、「目利き」である。 それは「もの」だけでなく人に対しても、芸術、文化というものにまで、目利きが発揮される。 目利きの才能というのは、学んで得られるようなものでなく、天性のものである。 その天性は恐らく、薩摩武士の血を引き、「示現流」の使い手であることが端的に示している。 一瞬にして相手を見抜かないと、自らの生死に関わ…
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103歳になってわかったこと (篠田桃虹)

人生の機知が満載している。103歳で口頭記述であるにしても、まだこのような文章が表現できるのは素晴らしい。 一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い幻冬舎 篠田 桃紅 Amazonアソシエイト by 私が長生きしているのも、自らの人生を枠に収めなかったことが幸いしているのかもしれません。 「…
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日本中世に何が起きたか(網野義彦) を読む

時間つぶしに立ち寄った図書館でふと目に留まって読み始めた。 この本は雑誌や講演の原稿をまとめてあり、メモのようだがそれぞれ面白い示唆を含んでいる。 やはり、中世、とくに後醍醐天皇を前後して、歴史は大きな転換点であったようだ。 つまり、全国的に経済活動が活発になり、市庭(いちば・市場)の出現が、多種多様な職業人の出現をうながし、…
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天皇になろうとした将軍(井沢元彦)

最近、南北朝時代、特に建武の中興(最近は新政ともいう)あたりに興味があり手に取った本。結構この時代は、ややこしくて日本史の教科書でもわかりにくかったのを覚えている。しかし、天皇をめぐる内紛でありクーデターであり、日本史の中でもなかなか異様な時代であったことがわかった。この本は、もともと週刊ポストの連載であったので面白く読めた。 …
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奴隷のしつけ方(マルクス・シドニウス・ファルクス)

いかにも古代ローマの実在人物マルクスが書いた本のようだが、実はジェリー・トナーというケンブリッジ大学の古典学研究者が古代ローマの文献を駆使しながら、古代ローマの奴隷について語る。非常に興味深い本。 これを読むと、古代ローマの奴隷は社会を維持していく上で当然のこととして存在しなくてはならないものであったが、一般ローマ人は奴隷の扱いに…
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暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり(吉本佳生・西田宗千佳)

そもそも通貨とは何かを丁寧に解説し、暗号通貨としてのビットコインの技術、これからの世界通貨としての可能性をわかりやすく書いている。インターネット時代の新しい通貨の方向性を考えさせられた。 デジタル作品に対し「おひねり」や「投げ銭」を投げるのに便利なのが、ビットコインのような暗号通貨であり、当初は換金性もなく、単なるデータに過ぎない…
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ちゃぶ台返しのススメ (ジャック・アタリ)

タイトルが面白いですね。もともと、任天堂の開発者が「大きく方向転換する」ことをこう呼んだことにちなんでいる。(英語ではUpturn the tea tableという成句になっている。) 本当の自分になるためにのヒントが多く書かれている。 もはや、国の給付や保護を求めるだけでは何の解決にもならない。 誰かが選んだ人生から抜け出さ…
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河合隼雄の幸福論 を読む

何が幸福かと考えることがこのごろよくある。昔から言い古された話で、意外と幸福は近くにあって、それで分からないだけなのだ。 河合隼雄が「しあわせ眼鏡」というタイトルで新聞に連載したエッセイをまとめた本だが、なかなか名文が多く面白く読めた。また何かの時に読み返したい本の1冊である。偶然にも、最近読んだ本の養老孟司先生が推薦している。 …
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かえる かえる かえる!

梅雨というとアマガエルを思い浮かべる。 そんなことで手に取った本。世界のカエルの写真集。 ほとんどが、はじめて知るカエル。 中南米のドクカエル類は、極彩色で美しいというか、いかにも毒があるという感じ。 バゼットカエル類は、こんなのに出くわすと思わず身震いしそうなすごさがある。 こうしてみると、かわいいのはアマガエルくらいだ…
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養老訓(養老孟司)

還暦に読むのにふさわしいエッセイ。さすが養老先生。 老人のあり方として学ぶことは多いです。 日本、とりあえずは国土を守るのが肝心 国家でなく国土 杜甫の「春望」国破れて山河ありのくだりを思いうかべる。 養老訓 (新潮文庫)新潮社 養老 孟司 Amazonアソシエイト by
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さようならは小さい声で(松浦弥太郎)を読む

タイトルに魅かれて読む。いいねえ「さようならは小さい声で」  まだ、僕が二十歳のころの気持ち、そしてそのころ行ったサンフランシスコの風景を思い出すエッセイ。 作者は「暮らしの手帳」の編集長ということもあって、女の人、それも年上のいい感じの女の人のことがよく出てくる。しかし、読み終えると、失礼だがちょっとマザコンではないのと思った…
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21世紀のチェーンストア(渥美俊一)を読む

チェーンストアというと、現在では日本でも、日常品を買うチェーン店であるスーパーだとか、量販電気店、ファーストフード店を思い浮かべるのだが、筆者は日本のそれは、本場のアメリカに比してまったく異なるものだという。 それは、豊かさの受け止め方の違いで、アメリカでは品数は少ないが、日常の商品は使い心地の良い、プライスはモデレイト」に集中し…
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ドラッカー最後の言葉(ピーター・F・ドラッカー)

2005.7.28のインタヴューによる。同年11.11に95歳で急逝の直前。 有能なリーダーは、やりたいことから始めない、今、組織は何をすべきかを常に考える。 競争力はお金を所有することでなく、知識を生産的にすること。 労働力を「コスト」としてとらえるのでなく「質」としてとらえる。 ドラッカー最後の言…
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強さと脆さ(ナシーム・ニコラス・タレブ)

ブラックスワンの解説書というか、手引書のようなものというと、タレブは違うというかもしれない。 むしろ、続編というべきかもしれない。 メモ 規則的に運動して食事するのが健康的だと思っているが、実は生物はもともとランダム性を持ったものであるから、フラクタルに運動し、食事するのが理にかなっている。(イスラムのラマダンが示している…
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ブラック・スワン 不確実性とリスクの本質(ナシーム・ニコラス・タレブ)

これは経済書なのか哲学書なのか数学書なのか、はたまた物語なのか。 なかなか読むのに骨の折れる(結局上下2巻で1ヵ月もかかってしまった)本だが、なるほどと思うところがある。 「ブラックスワン」とは、月並の国でない果ての国で現れるとんでもない事象のことのようだ。 我々は並の国に慣れてしまって、なおかつ、起こるべきことの予想をベルカ…
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京都府の歴史散歩(下)を読み「丹後」に思いを馳せる

丹後に行く下調べをしている。 市販本で、丹後に関する解説書は少ない中、本書はとても役に立つ。 それもそのはず、出版は山川出版社、編者は京都府歴史遺産研究会である。 やはり、古代、丹後は大陸への玄関として、重要な位置を占め、 大きな古墳も築造され、ヤマトとの交流もあったようだが、 それは古墳時代中期までで、大陸の交易路が瀬戸…
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少女海賊ユーリ 謎の時光石 (みおちづる)

何か難しい本を読んだ後は少年少女のための本もいいなあと、 表紙イラストの「海賊服の少女」にひきつけられ、 いい設定だなあと読んでみる。 内容というと、海賊の冒険と言いながら、かたや時空を超えるSFの要素もあり、 なかなかわくわくする良書である。 子供のころ、この類の冒険物語をよく読んだものだ。 ナルニア国物語…
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世界はシステムで動く(ドネラ・H・メドウズ)を読む

久々の目からうろこ本。 社会や自然界で起こっていること、その因果をわかりやすく説いてくれる。 この本に、もう少し早く巡り会っていたなら、モノの見方や思考形態が少し変わっていただろう。 まあ、今からでもいいのだが。 【メモ】 §3 システムの機能 1 レジリエンス 元の形に戻ろうとする柔軟性のこと …
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台湾自転車気儘旅(石田ゆうすけ)

自転車旅行おやじのMさんに勧められて読む。 こりゃ、自転車旅行というより、台湾大衆食堂自転車めぐりである。 おお、また旅が僕を呼び始めた。 芭蕉のいう漂泊の思いやまず、 村上春樹のいう遠い太鼓の音である。 たわいもない旅行記だが 先進医療団体のなかった台湾東部に 「慈済会」という慈善団体を作った「證厳」という尼僧の…
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最後はなぜかうまくいくイタリア人(宮崎勲)を読んでニヤッとする

個人的にイタリアが好きで、観光で何度か行って表面的に見ているだけだが 目次の項目だけを追いかけても当たっていることが多いと思う。 1.ルーズなのに結果は出す秘密 2.好きなことだけを楽しみ、嫌いなことは先伸ばす 3.対人関係を支配する、義理、絆、コネ 4.食事のふるまいは、商談以上に難しい まあ、だれもが何と…
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バフェットの謎(障子卓矢)

バフェットがいかにして大富豪となったかを バークシャーハザウェイの会長である彼が株主に対して毎年送る手紙から解き明かす。 彼は投資家というより、投資により傘下に収めた会社の経営者のさらに経営者であることがわかる。 彼は傘下の会社の経営にはほとんど口出しせずに、経営者が気持ちよく働いてもらうのが仕事と心得ていることは、他の類書に…
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「思い出のマーニー」の不思議な繋がり

先日行った、日光のイタリア大使館別荘記念公園の寄書き帳に、 上手にマーニーのイラストが描いてあったのを思い出し、 以前、テレビ放映を録画しておいたのを見る。 ジブリの作品らしく風景がきれい。 湖に面した別荘というのが、中禅寺湖に面して立つ イタリア大使館別荘のイメージに重なるところがあり 寄書き帳のイラスト作者もそれを意…
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遠い太鼓(村上春樹)を読み終える

9月初旬から入ったムラカミワールドからやっと帰ってくる。 その間、僕は他の本も読んだし、2度も旅行した。 3年間のヨーロッパ旅行記にふさわしく、 いつも一気読みする村上春樹と違い、日常に並行して読んだ。 1986年から1989年 ちょうどバブルの絶頂期から崩壊に至る日本を離れて、主にギリシャとイタリアを暮らしながら旅をして…
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常識外の一手(谷川浩司)

初心者が指すような手を、プロゆえに生じる先入観から切り捨ててしまうわけだが、 基本、基礎、つまり本筋から離れたところにこそ「常識外の一手」が眠っている。 ピカソの絵のように。 コンピュータ将棋の「常識外の一手」は、 人間がどこに先入観があったのかを教えてくれるものとして、 新たな可能性を開いてくれた。 棋士には、…
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こんな長寿に誰がした(ひろさちや)

即今・当処・自己、 今ここに生きる、他はこれ我にあらず。 日にち薬 自己治癒力 老化現象を治癒する必要はない。 キリスト教の教えは逆転のものさし 仏教は、どちらでもいい、目盛りのないものさし 浄土は、極楽であるから、すべてが光 光ばかりだとホワイトアウトしてしまいものが見えなくなる。 影があって…
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にっぽん全国 土偶手帳(譽田亜紀子)

土偶ポケット図鑑。 全国の土偶50例が載っている。 この多様性、デザイン性、 土偶はいったい何なんだろうと改めて考えさせられてしまう。 マスコットのようなもの お守りのようなもの この多様性は 決してマスプロダクトの製品でなく、 個人が何かの目的で、1つづつ作ったので その個性が出ているのかもしれない。 …
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昭和天皇玉音放送(川上和久)CD本

終戦の玉音放送のCD本である。 玉音放送はドラマなどで断片的には聞くが全部を聞くことはなかった。 文語体の現代語訳、また、玉音放送が企画された経緯、推敲の過程も載っている。 そういった意味で、わずか35ページの本であるが興味深い。 【永久保存版】CDブック 昭和天皇 玉音放送あさ出版 2015-06-30 川上 和久 A…
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